思い出に残る人前式の演出例

人前式(じんぜんしき)は、挙式において、演出や進行などを自分たちで決めることができ、宗教や形式にとらわれず、自由な式にできると近年人気があり、一般的になりつつある挙式形式です。

すべて自分たちの思うようにできる反面、進行に関して準備や決めることが多いなど、他の挙式スタイルに比べ大変なことも多いようです。

【挙式スタイル③】 人前式

人前式での演出については式場の人にお任せしても良いのですが、せっかくなら自分たちらしいオリジナルの式にしたいものです。

ここでは、人前式の演出のアイデアをご紹介します。ふたりで力を合わせて招待客の心に残る素敵な人前式にしてください。

新郎新婦入場

新郎新婦の入場に関しても決まりはありません。
キリスト教式のように新婦はお父さんと入場してもよいですし、新郎新婦揃って腕を組み入場というのもよいでしょう。小さな甥っ子や姪っ子、兄弟で入場というのも場が和んでお勧めです。

両親と並んで入場

両親と一緒に三人並んでバージンロードを歩くと今まで育ててくれた両親に対して感謝の気持ちを表すことができます。
お母さんには黙っておいて、当日「一緒に歩こう」と言えばきっと感激してくれるでしょう。

また、新郎の入場にも使えます。
一般的な式では新郎は先に一人で入場します。ここで両親と一緒に入場することで、新郎のご両親にもスポットがあたります。

今まで育ててくれた感謝の気持ちとこれから巣立ち、新たな家庭を築いていくのだという決意を伝えることができます。

フラワーガール(フラワーボーイ)・リングボーイ(リングガール)

フラワーガールとは、挙式の入場に際して、花びらを撒きながらバージンロードを歩き、会場を清める役です。
通常は4歳から8歳ほどの近親者の女の子がつとめますが、男の子でも問題ありません。

また、リングボーイとは、新郎へリングピローを届けてくれる男の子のことを言います。

その際、新郎が先に入場し、続いてリングボーイがリングピローを持って入場し、新郎に結婚指輪を手渡します。
こちらも近親者の中から8歳くらいまでを目安に選びます。緊張した挙式のなかで小さな子供がかわいく登場するだけで場が一気に和みます。

ベールガール(ベールボーイ)

新婦が入場する際に、ベールを引きづらないように後ろで持って歩く女の子(男の子)のことです。

一般的な式では式場のスタッフが持って歩くことになりますが、小さな女の子などにお願いし、一緒に歩いてもらうことで、会場も和やかな雰囲気となり、さらに一緒に歩いた女の子にとっても思い出に残る式となります。

女の子のご両親も喜ばせることができるのでお世話になっている方に小さな女の子がいるなら是非おすすめです。

生演奏・生歌をバックに入場


二人の思い出の曲などを演奏してもらうととてもインパクトがあり、ドラマチックな式になります。
知り合いにお願いするほか、式場でも生演奏のサービスがあるところもあるので、プランナーさんに相談してみてください。

結婚の誓約

一般的には牧師さんの問いかけに対して返答をし、結婚を誓うのですが、人前式では自分たちで行うことができます。ここはせっかくの人前式ですから、堅苦しくなく、すこしくだけた笑いのある凝った演出を考えてみましょう。

ゲストに誓いの言葉を投げかけてもらう

自分たち二人で誓いの言葉を述べても良いのですが、友人に牧師さん役になってもらい、誓いの言葉を投げかけてもらうのもおもしろいです。

内容は友人に考えてもらったり、招待状の返信はがきにコメント欄を設け、そこにどういったことを誓うのか書いてもらいます。それを牧師役の友人に選んでもらって本人たちには内緒で当日サプライズ的に問いかけをします。

予想が出来ない分、二人の素の表情が見られると好評です。

今後どういった家庭を作っていきたいのか、家訓を発表する

二人で今後どういった家庭を作っていきたいのかを考え、みんなの前で発表します。

家訓といっても堅苦しいものではなくて、「喧嘩をした日は僕(新郎)が夕飯を作ります」「毎朝必ず見送りに玄関まで出ます」などくだけた内容でよいのです。
クスッと笑えるようなものであるとよいと思います。

指輪の交換

リングリレー

リングリレーとは、挙式で指輪交換の際に、バージンロード沿いに着席しているゲストに1本のリボンを持ってもらい、その間に指輪を通し、最後列から最前列の両親へと指輪をリレーしてもらうというものです。

人前式では定番となりつつあるこの演出ですが、その他にも、受付でリボンを全員に渡し、チャペルに着席したらそれぞれ結んで最終的にはすべて繋げてもらったり、赤い糸を用意し、すべてのゲストの前に通し、その間を指輪を通して新郎新婦のもとへ運ぶといったパターンも考えられます。

ゲスト全員が参加できるイベントとなり取り入れているカップルも多いようです。

大切な友人に指輪を届けてもらう

指輪交換の段階になったらそれぞれ指名した友人に壇上まで指輪を持ってきてもらいます。

お祝いの一言を言ってもらいながら指輪を手渡してもらいましょう。
その際、新郎の友人から新婦へ、新婦の友人から新郎へとクロスすることで、新郎新婦をよろしくねと一番仲の良い友達から指輪とともに新郎新婦を託すという意味を込めるとよいでしょう。

重みのある結婚指輪を託されるのは友人としても嬉しいことでしょう。

結婚成立の承認

ゲストに結婚成立の承認をもらいます。

その方法は、拍手で承認をもらったり、結婚証明書に全員もしくは代表者にサインをしてもらう方法が一般的ですがここでもひと工夫してみましょう。

ウェディングツリー

ウェディングツリーとは、二人の結婚の承認の意味を込めて木の幹などを書いたイラストに、ゲスト全員に指紋でカラフルな色に葉っぱの部分を押してもらう演出です。
木の形に決まりはなく、木以外のモチーフでも構いません。

ちょっとしたコメントも書いてもらうと一生の宝物になります。

ゲスト全員に結婚誓約書に署名してもらう

受付に結婚誓約書を芳名帳の代わりに置いておき、ゲスト全員に署名をしてもらいます。

その後、挙式のなかで二人が署名をします。
ゲスト全員がこの結婚を認めたという証明になり、家に飾っておくといつでも見返すたびに結婚式の感動を思い出すことができます。

ゲスト全員に結婚承認のサインの代わりに植樹をしてもらう

ゲスト全員に祝福の土をかけてもらい、その中に観葉植物の種を植える演出です。

みんなに入れてもらった土壌の中に二人の愛の種を植えることで、これからふたりで愛を育んでいくという意味を込めることができます。

当日、受付や待合室に小さな植木鉢を用意しておきます。参列者にはスコップなどで土をひとすくいづついれてもらったり、小分けにした土を一つづつ鉢にいれてもらいます。

そして、人前式のなかで、司会者にこの趣旨を説明してもらい、二人で種を植えます。
この時、ご両親に最後の土をかけてもらったり、最初の水をあげてもらうとよいでしょう。

その後、この種を愛とともに二人で大切に育ててください。

新郎新婦退場

退場の際も普通に拍手で見送られるのではなくちょっと演出を加えてみましょう。
ここが決まると次に続く披露宴へとよい流れになります。

ゲストにアーチを作ってもらい退場

退場の際にゲストにアーチを作ってもらい、その下を通って退場します。

会場の一体感が増してとてもアットホームな雰囲気になります。
腕で作ると低くなってしまうので、その場合は花の枝などを用意してゲストに渡し、それで作ったアーチの下を通るのもよいでしょう。

バルーンリリース


挙式後、新郎新婦とゲスト全員でチャペルの外へ出て行う演出として人気なのが、バルーンリリースです。

二人の幸せが天まで届くようにと願いを込めて風船を飛ばします。

新郎か友人代表が音頭をとり、皆でカウントダウンをしながら一斉に空へ風船を飛ばします。
その際、風船は土に還る素材の物を使用しましょう。

さいごに

このように自分たちで工夫してオリジナルな印象深い挙式にすることができるのが人前式の魅力です。

是非思い出に残る素敵な演出を考えてみてください。